僕はおこぼれサラリーマン
「僕は金魚の糞」というタイトルにしようか迷いました。
今日はそんなお話。どうも新井です。
年末ですので今年一年お世話になった方々に御礼の御挨拶に回っています。
その中で、一生言われ続けるテーマトーク。「最近の若者は...」ネタが盛んに話題に上げられていますが、今年は一層その毛色が強い気がします。
- 定時退社に拘る。自分の業務が終わればサッサと帰る。周囲を手伝わない。
- 叱るとすぐに意気消沈する。
- 昇進したがらない。リーダー業務を担当したがらない。
- お金にあまり興味がない。
そんなところでしょうか。
ちなみに33歳の私からすると、これはこれで別に良いんですよね。一つの考えであまり文句はありません。
一方で、こういう世代が抱いているであろう想い。
「モーレツ社員なんでダサいよね~~ww」
「情熱とか努力とか何言ってんのマヂでww」
と言う風潮には少し文句があります。(そういう風潮がなければごめんなさい)
今の我々が定時退社で給与を貰えてメシを喰えている背景はどこなんだ。
という話です。
第二次世界大戦の焼け野原から、ここまで社会インフラが整った環境で暮らしていけるようになったのは誰のおかげなんだ?!
という事です。
ぶっちゃけた話、現代のサラリーマン(ITエンジニアと月額性のフリーランスを含む。)の殆どが昭和時代に日本復興を理念に燃えていた創業者が立ち上げた会社で、情熱を持ってバリバリ働いたモーレツ社員が作り上げた枠組みの中でメシを喰っているのではないでしょうか。
※皆さんの所属している組織がどこから売り上げを得ているのか。そこを考えると大体分かるはず。
※たとえ一般消費者から売上を得ていても、一般消費者がサービスに消費を回せるのも社会インフラが整っていて、基本的な所得を得られる環境があるという側面が大きい。
※IT系ベンチャーも結局ユーザーとか広告主は大手多くね?!
ですので、我々の考えとしては本来、
昭和のモーレツサラリーマンさん!ありがとう!!
皆さんが懸命に頑張って作った社会環境のおかげで、我々世代はぬくぬくとおこぼれを授かり、
金魚の糞よろしく惰性でダラダラ生活を謳歌する事ができています!
感謝!!
なのではないでしょうか。
...
(まあ言い過ぎなのは解っていますが、私自身は金魚の糞を自覚していますので許してください。)
モーレツには色々と悪い側面もありますが、私は素直に昭和時代に世界各地を飛び回って販売チャンネルを作った商社とか、
日本全国で殆ど停電・断水が起こらないインフラを作り上げた会社の社員さんとかは尊敬しています。
だって想像してみてくださいよ。
強盗・盗難・暴動がしょっちゅう起こるようなエリアでひたすらエビの輸入チャンネルを作り上げる。
とか
いつ野生動物と出くわすか解らない山道を切り開いて鉄塔を立てる。
とか
絶対キツイでしょ!!w
今の若者どころかぶっちゃけ僕も嫌ですよww
(余談ですけど田舎ドライブすると山を跨った電線ケーブルにいつも驚嘆します。)
でも、こういう背景がないと安くエビフライも食べられないし、停電が起こってゲームデータが消えた。
とかの事態になってたかもわからないかもじゃないですか。
ですので、我々はもう少し先人の頑張りに感謝するべきだと思います。
さあ皆で言いましょう。
We are 金魚の糞!!
...
冗談はさておき...
社会背景も違いますし、国が成長する事を盲信的に信じることができた時代とは思いも熱量も違って当然ですが、たまには先人に感謝したり、
「日本をよくしよう!」という思いを持つことも大事だと思いました。
少なくとも目先の当たり前に感謝できる人間でないと、人生の満足ハードルばっかり上がってしんどい人生になっちゃうと思いますよ。
Twitterとかも別に良いけどもう少しポジ情報を拡散すれば良いのに。
おわり。