PDFって…何?
少し前、「取引先から『PDFってなに?』と訊かれた」という内容が載った某新聞の記事が話題になっていました。
PCやインターネットをよく利用する人からしてみれば「今時PDFのことも知らないとは…」と呆れてしまう報道かと思います。
一方で、いざ自分が「PDFとは何か」説明してみろと言われたらどうしよう、と少しドキッとした人も少なくないのではないでしょうか?
かくいう私もその1人です。
PDF、日頃の業務上では大変お世話になっているファイル形式です。
特にAdobe Illustratorで作成・編集したデータを、このソフトを持っていない人に共有する際はよく利用しています。
逆にPDF形式でさえあれば、頑張れば何でもIllustrator上で編集できちゃって便利です(もっと効率の良い方法が存在していることがほとんどですが)。
ただ、ファイルの見方や作成方法は知っていれど、日頃の業務をFAXでこなしているような方にPDFについて具体的に説明しろ、と言われたらかなり困ってしまいます。
当社の技術者であれば分かりやすく説明してくれるのかもしれませんが…。
ということで、
知識を増やすチャンスだと捉え、自分で少し調べてみました。
まず、「PDF」という呼称について。
何かしらの単語あるいは熟語が略されていそうですね。
正式名称は
ポータブル・ドキュメント・フォーマット(Portable Document Format)
といいます。
ポータブル = 持ち運びできる
ドキュメント = 書類
フォーマット = 形式
直訳すると「持ち運び可能な形式」となります。
が、
これだけでは結局どんなものか分かりにくいですね…。
特徴をまとめると、以下のようになります。
① 見やすい!
通常のWebページとは違い、PCの表示と全く同じように印刷できる
② コンパクト!
画像、文章、音声、動画などさまざまなファイルを1つのファイルに挿入できる
③ 汎用的!
媒体の機種やOSに左右されずに同じものを表示できる
印刷もできる、メールやチャットでも送信できる、Webサイトへの掲載もできる
③について、PDFという形式を生み出したAdobeという会社の言うことには「表示させるときはAcrobat Readerというソフト(タダ)を使ってね」だそうですが、実は色んなアプリで対応してくれています。
例えば、Macですと「プレビュー」で閲覧可能です。
WebサイトにあるPDFファイルを閲覧したい、ということであればブラウザ上でも表示可能です。
つまり、見た目が崩れることを気にせずに誰とでも共有できるファイル形式、
それがPDFというわけです。
PDFを作成したい場合は、各ソフト(WordだったりPowerPointだったり)で書類を作成したときに保存形式の中からPDFを選ぶだけです。簡単ですね。
編集したいとなると少しだけ手間が必要です。
しかし、単に資料を誰かと共有するためならばとても便利なものなのだ、ということが何とな〜くわかっていただけましたでしょうか?
というわけで、
もし誰かから「PDFって何?」と訊かれても、もう怖くありません。
「見た目が崩れることを気にせずに誰とでも共有できるファイル形式です!」
と答えましょう。
ちなみに、
当社のエンジニアが技術者目線でPDFについて解説した記事が実は既にございます。
PDFの解説(簡単な部分のみ)
興味のある方は、こちらも是非ご覧ください。