トップ幹部育成セミナー26:公平無私の世界

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公平無私の世界 - 公平無私の世界とは

公平無私の世界

今回の講義のテーマは「公平無私の世界」です。
「公平無私の世界とは」なにかと言う所から、公平無私の文化を社内でつくるためにリーダ自身が取り組まなければならないことについて学習しました。

<公平無私の世界とは>
会社という組織の中では、リーダーはいかにして正直に情報を伝えるかを学ばない限り、信頼を築くことはできない。
ポイントは、会社の規範となるような情報共有組織を創りだすことである。
これがなければ、公平無私は実現できない。

<公平無私の文化を社内でつくるためには>
1.本当のことを告げよう
人間は全て聞き手が何を聞きたいかを自らが想定して話を進めるという出来心をもっている。
頭の良い幹部は、消えてなくならない伝説の話を何度も社員に伝える。

あなたが、この人は常に真実を伝えているという評判を築き上げると社員はついてくる。

2.上司に真実を報告する部下を勇気づけ励まそう
部下の社員が、上司幹部の気持ちを悪くするような真実をストレートに告げることは

並外れて難しい。しかしながら、これは上司幹部が最も知りたい事柄でもある。
部下の社員は、上司が知らないトラブル情報にアクセスする機会が多いから。

部下が勇気を出して報告する状況・状態をつくろう。

3.素直に違った意見を言う人に報いよう
会社は経営幹部が問題の事態を正しく認識せずに、自分自身の憶測に従って事を進めるようになると、正しい改革を進めることはできない。

臆せずに、トラブルを伝える社員に耳を傾けよう。

4.不愉快な情報を伝える会話
賢明な上司幹部は、部下が必要以上に傷つかないように、悪い情報をソフトに伝えることが出来る。

非常に難しいことであるが、適切な場所と時を選ぼう。

5.情報ソースを多様化しよう
全ての人は独自の偏見を持っている。
定期的にいろいろな社員グループや、お客さんとコミュニケーションを持つよう心がけよう。

自分の状況理解に微妙な認識の違いが出来、いくつものバラエティーに富んだ発想が生まれてくる。

6.自分のミスを認めよう
周りの人も、自然と同じように、自分のミスもオープンに認めるようになる。

7.会社の透明性を確立しよう
スタートは、内部通報者の保護である。
一方で、情報を覗き見たがる人に打ち勝つ対策は当然だが、企業戦略・個人情報等の秘密情報は別として、透明性を上げることにより、違法な行為をする必要をなくすことが重要である。

まとめ
・人々はひそかに情報を蓄え、情報共有のグループを作り、上司には上司が聞きたいであろうと
推測した情報のみを報告し、すぐ目の前にあるいやな出来事の報告を無視してしまう。
・経営幹部は透明性をサポートし、公平無私を頭において慎重な結論を出さねばならない。
・インターネットの時代に、多くの情報を機密に維持することは不可能である